インターネットの良し悪し
「世の中には群集心理を操作しうる人たちがいます。」
という冒頭の文が目に入り、読み進めてゆくと・・・
そこにはこう綴られていました。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50769066.html(経済学よりも重要なもの)
これはインターネットの世界にも通ずるものがあると思います。
加え、WEB上での偶像崇拝もコワい。
少し頭をクリアにすればありえないことだとわかるのに、誤った情報を故意に刷り込まれ、洗脳され。
ずいぶん前に私はよくオークションなどを活用していたのだが、出品者サイドと落札者サイドのスタンスにも疑問を感じる時があった。
ショップでやっていらっしゃる方はもはや「商い」である。
だが、出品する者と入札(落札)する者は、本来フェアであったはずだ。
私はある種の商人(あきんど)根性が身に付いているので、出品者側になると、ついついサービス精神で何かと動いてしまう。
それは私自身が納得してしていることだから、別によい。
だが、素人出品している人に難癖をつけて、困らせている落札者のなんと多いことか!
あ゛、思い出したぞ!
オークション初心者の頃、一度毛皮のコートを出品し、落札されたので先方に送った。
ところが、年末に送り、お正月明けに返品されたことがある。
理由は「袖に毛抜けがありました。」
確かに毛皮は毛抜けが全くないとは限らない。
だが、返品されてきた商品を見ると、明らかに袖口の毛を切られている!
しかもザックリとな。
明治の人のざんぎり頭の様にだ?!(苦笑)
推測するに落札した人がかなりの妙齢(現代はこの表現に諸説ありますが)であり、初詣か何かのデートで着て行って、飽きたからそのような行動をとって、返金してほしい・・・そんなところであろう。
話はそれたが、前出のような群集心理と偶像崇拝etc・・・
そして、それらを総動員(!)し、必要以上の傷の舐めあい・・・。
それに勝手に洗脳され、自分が信じていた何か(あるいは人)に対し、少し気に入らないことをされる・・・つまりイメージどおりではなかったと感じたら「裏切られた!」と罵る。
期待するほうがいけないのだ。
オークションの商品でも、それが人であっても、現実、現物をしっかりとその目で見ないとわからないことがある。
バーチャルとの違いがまるでわかっていない。
ファンタジーをどこかで信じて、自分の都合の良い風にとらえるのは何も悪いことではない。
ただ少なくとも・・・私はそんな夢見がちなアナタ達が傷つくのも見たくはない。
時には顔が見えない相手には言い易いことがある。
だけど話は聞いてもらえても、親身になってくれているように見えても、その返答(発言)に責任を持ってくれる人がどれだけいようか。
中途半端なヒューマニズムでは人は救えない。
インターネットであれば、気に入らなければワンクリックでその交流は『削除』ポイできるのだ。
たとえこれまで刹那的に生きてきた私でも、こういう場面にあうと寂しい気持ちにもなったことがある。
これは「あの人とはちょっとした知り合い程度だから別にいい。削除!」(私のリアルな周りからもそういった発言はよく耳にする。「あ゛ー!あの人はあんな場所で知り合ってるからな、所詮。」という常套句まで飛び交うバージョンもあったりするのだ。)
そう、最初からいなくてもよかった存在?
そんなのもあるよね。
悲しいことだけど仕方がない。
だって相手があることだもの。
要するに一方通行では成立しないのだ。
いずれにしてもあまり重過ぎるのもどうかと思うが、私は人を大事にしたいのである。
時には何も参加せずに傍観者だけでいたいときもある。
インターネットという便利なことが出来るこのPCという箱。
所詮、人間が作ったものだよね。
だからそれを作り出した人間を超越し、お化け化してしまわないように扱いたいものだ。
私はそういった世界とは切り離したところで、この便利な機能、愉快な気分になる自分にとっての有益な情報のみを選択、活用し、楽しみたい。
ただただそれを強く思う。
*昨今、インターネットといえばPCではなく、スマートフォンを指すことが主流となってきている。
こちらについては、学校で外部から講師を呼んで「インターネットの正しい取り扱い方」などを授業の中に取り入れられ、それを生徒が学ぶのだが、「誹謗中傷はいけない」などということも教えるのだそうだ。
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