自分に縁がないお洒落

アテクシ生まれてこのかた、一度もピアスを入れたことがありません。 

特に入れたいなと思ったことがないのです。  

自分で働いて自由にお金が遣えるようになった時は、えらくデコな大ぶりのイヤリングが流行していました。 

皇室の女性の方々のように、耳、首、できれば指も同じ石、もしくはデザインでないといやだった気が致します。 で、時代がシンプルラインに変化してもピアスをイヤリングに加工して戴いたりして、まだ耳処女( ̄▽ ̄)を貫いておりました。(だけどそのままでは痛くなるので、クッションをかませておりましたが。) 

続けて読むと艶っぽいというか、おゲレツですね、失礼致しました。 

で、なんやかやと言いつつ、この年まで参りました。 

おそらく、痛くないとうかがってはいるものの、血が出たり・・・何よりも身体に何か異物が入ったままの状態が苦手なのです。


最近ではネックレスも違和感あり。 

あんなに好きだったのにどうも首すじが気持ち悪いのです。 

気になりだしたらもういけない。 

すぐはずしちゃいます。 

 

あくまで外出時の指輪と腕時計くらいはまだ出来ますが。  

現在、ロングヘアなので、耳が隠れていることも理由のひとつ。 


そういえば親友が言っておりました。  

彼女は喫煙者でしたが、煙草を持つ手のほうに目立つよう指輪をしていたそうです。 

気づかなかったけれど。  

アテクシは男みたいな性格なので、女性の装いをそんなにいちいち覚えていません。 

例えば「この間さ~、私が着ていたあのワンピース覚えてる~?」などというアテクシにとっては今この瞬間「世の中で一番どうでもよい情報」を聞いてくる人がいますが、「う゛、う゛~ん?なんだかナー。」でございましてよ。 

素敵だったらその場で褒めて終わり。 

 

彼女のいうそれは「人に見せるためにそうしていた」のだそうです。 

なるほど!と膝をうちました。 

お洒落したら嬉しくなって人に見せたくなるのが女心なのですね。 

まぁ、アテクシはどちらかというと、人に見せるというよりも、自分が心地よく、楽しくいられるお洒落だったら何でもよいと思うほうですが。 

但し、TPOは大切ですが。 

 

で、ピアスを開けるとしたらシワシワのおばあちゃんになってから。  

ファンキーなファッションで。

痛みや身体の異物もあまり感じなくなっていそうだし。(笑) 

本当に痛くないの? 

病院だと麻酔テープなどを施すのでしょうか? 

それほどよく知らない。 


そして、一時期着物をよく着たりしたので(今も「老けたな。こりゃもう着物しかないわな。」と感じたときは着る。)髪をアップにする際、ピアスなどはできないし、穴があったら気になるだろうな・・・とか。 

『入れないでいるワタシ』っていうことも嫌いではないのです。 

今時珍しいタイプかもしれませんが。(笑) 

 

年を重ねるごとに(←この言い回し、なぜか苦手なアテクシ。お若い方々に気を遣って頂いているような気がするし、そもそも本当に若い人には「若い」と言い、「お若い」なんて「お」はつけないものです。)どんどん引き算のお洒落になってきております。 

ご年配の方などが本当に良いものをポンとひとつだけ身に着けているのも素敵だなぁとも思いますし。 

海外の方の『へそピ』や舌などに入れているすっごい人にも触れ合い、いろいろと教えて頂いたことがありますが、あまりに興味がなくて、適当に話を合わせていたため、忘れちゃいました。( ̄▽ ̄) 


そうそう、タトゥーなんかも海外の人なんかはスゴイよね。 

今はセレブリティの方々が子供の名前などを入れていたりするから、けっこう気軽に入れますよね。 これも出来ない。 

だって血が出る? 痛みの閾値(いきち)低いし。 


だけど数年前までローカルな場所での湯治をしておりましたが、まだそういった方の「入浴お断り!」などと掲げてある所もありました。 

うーん???


谷崎潤一郎の作品には粋なことが書かれていたのにね。  

「刺青」というタイトルの作品があり、「しせい」と読みます。 

ご興味がある方は読んでみられるとよいかもしれません。



けれど、私などは飽き性だからこれも出来ないな。

図柄が飽きたら困る!(笑) 

何かを忘れないために? 

決意? ということで入れていらっしゃる人も。  

やはり毎日自分の身体を見ていると、先に書いた『忘れちゃいけないこと?』『決意?』みたいなことをきちんと意識できるのかなぁ?  


アテクシ、一昔前に受験生が半紙に書いた決意の文字を壁に貼るように、いたるところにメモを書いては置いているのですが、あれ、メモさえどこにあったか忘れる時があります。

で、たまに粗野で野蛮で乱暴ではありますが、自分の手のひらにメモる時があります。

やはり目に入る、忘れない。 

そんな感覚なのでしょうか? 

あ、ゲンの良い手相をマジックで書き足すのが流行していましたが、ああいうのだったらよいかもしれません。 

ただ手が汚れている人になってしまうか。(T_T) 

なかなかお洒落に臆病なアテクシです、ハイ。 


* 本日は懐かしい「つら文字」を用いてみました。 

仲が良い友人はいまだこの顔文字が大好きで、同じ「笑顔」のものひとつとってみても、いろいろなバリエーションがありましたね!  

スマートフォンのカラー絵文字をいまだ苦手で使いこなすことが出来ない齢(ヨワイ)50才・バカボンの年齢をゆうに9年も超してしまいましたアテクシなのです。嗚呼。  

そういうわけで妙なところで世間の皆様についてゆけない自分、がむばれ! 

己で叱咤激励! 

この一番下の写真はずいぶん前になぜか東京某所のガソリンスタンドのお手洗いで撮影したもの。(笑)

とても寒い日だったので、洋服の着方がダサくてお目汚しをすみません・・・つか、撮影場所考えろ!って感じですね。

ちなみにこちらはホームページ内のブログとなりますが、SNS映えなど全く気にしていないところも色気がなくていけませんやねぇ!

ちなみにアテクシ指輪は薬指にしたくないヒトということを表現してみました。(げらげら)

道楽ヲンナの成れの果て

贅沢という病に罹患し、これはもう一生完治しないものだと諦めた。 ただ『贅沢』の定義は人それぞれだ。 潤沢な資金があるのが前提? そんなところで生きていない。 森茉莉のように生きたい。 一枚の絵を観て綺麗だなと立ち止まる。 そんな人になりたいが、心が豊かでないとなかなかそうはゆくまい。 花を愛でる(めでる)気持ちがあるか? 動物と親交を持つことが出来るか? ソンナヒトニナリタイ。